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検定での減点項目

こんにちは。
今日は検定の減点項目についてお話をしたいと思います。
過去記事でも検定の話しを何回かしましたが、一体何をやらかすと減点されちゃうんだろう?と知りたい方もいるかと思いますので今日はその減点項目をテーマに書いてみようかなと思います。

◇ミスをするとすぐに減点される訳ではない

普段どおりの運転ができてれば当然減点される事はありません。
検定を受検するという事はみきわめに合格しているわけで、各段階の教習目標が達成されているという事ですからね。
いつもどおりの教習で教わった事ができていれば減点だらけなんて事は無いはずなんです。
だけど実際は100点で合格〜!!って人はほとんどいないんですよねー。。
そりゃそうです!
普段の走りなんてできないんですよ、みんな!
緊張して足がガクガク震えている受検者もいます。
エンジンを始動していざ発進!!
ガッコンガッコンガッガッガッガッ、、、スコン。エンスト。

よくあります。

ではこの場合すぐ減点されてしまうかと言うとそんな事はありません。
この場合は減点無しです。
これは特別減点細目と言って、緊張や慣れない不安等が原因で起こってしまうミスについてはすぐに減点しないという事になっています。
人間ですからちょっとしたミスってありますよね?
ついうっかりというミスもあるわけです。
そういうものは特別減点細目といってすぐには減点されません。
ではエンストしたあとにまた繰り返しエンストをした場合はどうなるかと言うとそれは当然の事ながら減点の対象になります。
先程も言ったとおりついうっかりや運転初期段階の緊張からくる失敗は「しょうがないな〜一回目は見逃してやるかっ」て感じですが何回も同じミスを繰り返せばしょうがないなーじゃ済みませんよね💦
この場合は悪い習慣が付いていると判断され、さかのぼって一回目のミスの分から全て減点されてしまう事になります。

◇特別減点細目にはどんなものがあるか?

特別減点細目は全部で7コあります。
今日はそれぞれ紹介したいと思います。
特別減点細目以外の減点についてはまた今度ねっ!

1.エンスト

まずは先程の事例で出てきたエンストです。
場内は5点、路上は10点の減点になります。
それぞれ一回は減点されませんが場内で2回エンストしたら2回分で10点、路上だと20点減点になります。

2.合図不履行

この合図不履行は更に細かく減点細目が別れています。
これは場内のみで路上はいきなり減点の対象です。点数は5点です。

(1)右左折(変更)合図しない
これは交差点を曲がる時、又は進路変更の際に全く合図を出さないときに適用されます。

(2)右左折合図(変更)もどし
これは右左折又は進路変更が終わったにも関わらず合図を止めない時に適用されます。

(3)右左折(変更)合図不適切
これは合図は出したんだけど交差点の直前で慌ててだしたりした時に適用されます。右左折の合図は基本的に30メートル手前ですからね!又は進路を変える合図が適切じゃない時に適応されます。進路変更の合図は約3秒前です。

(4)右左折(変更)合図継続
これは右左折又は進路変更の途中で合図が消えてしまった時に出し直さないでそのままの時に適用されます。

3.発進手間取り

言葉の通りです。
発進できる状況にも関わらず判断不良や操作不良で円滑に発進できない場合に適用されます。ちなみにこれは検定員に口頭で注意されて適用されます。
場内は5点、路上は10点減点です。

4.速度維持(課題外速度)

場内の指示速度区間以外で道路、交通の状況に合った速度で走れていない時に適用されます。キビキビ流れに合わせて走りなさい!ってことですね。
チンタラ走ってると減点されます。10点です。

5.アクセルむら

これはアクセルとクラッチの調和が不円滑でノッキング(MT車でガッコンガッコン発進)した場合や空ぶかしなんかが該当します。
場内も路上も5点減点です。

6.惰力走行

エンジンブレーキが適切に使えてない時に適用されます。特にMT車で多いですね。速い速度からいきなりクラッチ→ブレーキみたいな。
場内も路上も5点減点です。

7.制動操作不良 

危険予測が適切にできてなく必要な場面においてブレーキの構えをしなかったりブレーキを数回に分けて踏まない(ポンピングブレーキができてない)、一時停止中にブレーキをかけていない場合などに適用されます。
場内も路上も5点減点です。


以上が特別減点細目です。
じゃあ間違えて対向車線側に出てすぐにもどった場合は?特別減点じゃないの?一回ちょこっとミスっただけだから大丈夫でしょ?
ダメに決まってんだろー!!(笑)
すぐに事故や違反に直結するようなミスは当然一回目から減点されますよ💦
ちなみに右側通行は中止てす。
しっかーーーく!!

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